06/02/2026
陶芸からセラミックアートへ
「陶芸」に対する解釈を広げる必要をずっと感じている。
「侘び寂基調の、渋めなオーガニック高級塩釉食器」の商業的な不安定さと言ったら…。
そうかと言って、自分が生来持っている個性を殺して、大衆受けを基準に薄利多売の競争に乗るのは悪手。
だからこそ食器を作りながらも、それ以外のセラミックアートに、ずっとヒントを探している。
表現できるキャンバスが「食器」のみだと、完成した絵が映える空間や用途も限られる。
セラミックで表現できる対象が増えれば、自分なりのユーモアを発揮できる世界は爆発的に広がるだろう。
神社以外で久々に見つけたときめきスポットが、志摩市浜島の海岸にある。
夢海道チップアートという、堤防に描かれたタイルアート。
夕方の海と空の色、波音と磯の匂い。
それらと共に町の景色を作っている、その在り方が凄く心地よかった。
アート単体での成長は難しい。
けれども日常からアートが消えれば、社会は合理性だけで回る機械に成り果てる。
日常に色や味を付けるスパイスとして陶芸を活かす手段を探している身には、浜島の魚タイルアートはとても刺激的なヒントだった。
そういう陶芸家としてお客様と関わっていきたい。
伊勢での活動がもう少しで再開できる。
早くまた作品を作りたいなあ!