25/02/2026
かつて身体から切り離された細胞は、再び「私」に戻ることができるのか。
凍結保存されていた病院から京都大学iPS細胞研究所(CiRA)へ。
乳がんのデータと細胞が、医療機関の垣根を越え、研究の最前線へと旅をしました。
これは、癌というシステムエラーに着目し、科学と協働して「自己」を再定義するアート
プロジェクト『Super Cells infinite』における細胞移設の記録です。
本プロジェクトは、アートコレクティブ・HUMAN AWESOME ERROR(以下HAE)とCiRAの金子新教授の研究室との協働のもと、研究課題の一つとして承認され、厳格な手続きを経て進められています。
患者由来細胞は通常、匿名化された検体として取り扱われますが、本取り組みにおいては、宿主が明確な個人に由来する細胞として研究を進めていく新たな挑戦でもあります。
個人の身体に由来する細胞が公共の研究へ接続されるプロセスをアートワークと研究室の重要な接点と捉え、今後もHAEとCiRAは対話を継続していきます。
*本プロジェクトは科学科研費補助金基盤(B)「サイエンスとサイエンスフィクションで
探るヒトの生命の形」の一環としても実施されています。