PIANOPIA Historic Pianos & Organs
Restoration · Selection · Rental
Concert & Recording Tuning

Historic Pianos & Organs Restoration · Selection · Rental Concert & Recording Tuning

Estey Folding Organ 修復中このオルガンの革製の取手は、長い年月のなかで切れてしまっていました。折りたためることが特徴の楽器ですが、取手がなければ持ち運ぶことができません。実は、オルガンの革の取手は、見つかる頃にはほとんど...
09/06/2026

Estey Folding Organ 修復中

このオルガンの革製の取手は、長い年月のなかで切れてしまっていました。

折りたためることが特徴の楽器ですが、取手がなければ持ち運ぶことができません。

実は、オルガンの革の取手は、見つかる頃にはほとんどが切れています。

30kgある楽器を、これから先の100年を支える取手を作りたいと、
2枚貼り合わせた8ミリ厚の革を縫い上げました。
硬い革との格闘でしたが、この楽器に似合う取手ができました。

新品の革はまだ少し緊張した表情ですが、
これから使われるほどに色艶を増し、
この楽器の歴史の続きを刻んでいくと思います。

.Estey Folding Organ 修復中美しい木目を持つ折りたたみ式のリードオルガン。アメリカの老舗メーカー、Estey Organ によって製造された楽器です。豊かな低音と柔らかな音色を持ち、19世紀後半から20世紀にかけて製造し...
08/06/2026

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Estey Folding Organ 修復中
美しい木目を持つ折りたたみ式のリードオルガン。
アメリカの老舗メーカー、Estey Organ によって製造された楽器です。

豊かな低音と柔らかな音色を持ち、19世紀後半から20世紀にかけて製造し世界中で愛されました。

明治時代、日本に輸入されたリードオルガンの中でもEsteyは特別な憧れの存在でした。

遠いアメリカからやってきたその豊かな響きは、多くの人々を魅了し、日本で生まれたヤマハや西川オルガンなどの国産オルガンにも影響を与えました。

今も、この時代に海を渡ってきたEsteyオルガンは全国の教会などで大切に受け継がれています。

この楽器は、とある年配の修復家さんが「いつか直そう」と大切に保管されていたものだそうです。

修復という仕事は、体力も気力も必要です。
私も、ときどき「あと何台の楽器を蘇らせることができるだろう」と考えることがあります。

それでも、魅力的な古い楽器との出会いは
一期一会。

今つかまなければ、二度と会えない。

そんな思いで引き取り、順番を待っている楽器が工房には何台もあるものです。

ようやく再び風を送り、音を取り戻す時がやってきました。

遠い時代から受け継がれてきた呼吸を、次の時代へ手渡せたらと思います。

#リードオルガン #足踏みオルガン

03/06/2026

岡山で開催された
『えみおわす家展』に参加させていただきました。

私は、楽器たちのスナップ写真と自然の音を少しだけ。

演奏会や展示の様子は、
きっとまた、素敵な映像や写真で届くと思います。

今回は13台の小さな古楽器を並べました。
そのうち5台は、
この場所で奏でたら美しいだろうな、と
家展にあわせてコツコツ直してきた楽器たち。

去年私は、
「羊や動物のいる風景の中で楽器を広げたい」
と、夢のようなことを言っていました。

そのために、
直樹さんと順子さんは、忙しい日々の中で
芝生を整えてくださっていました。

けれど当日は、雨。

それでも、
葉に落ちる雨の音、
濃くなった緑、
鳥やカエルの声。

そこにミニピアノの音が重なって、
小さな自然のオーケストラのような美しい時間。

平井真美子さんの音楽が流れ、
石神照美さんの作品が静かに風景に寄り添いました。

ピアノの中には、
羊の毛も、たくさんの木も使われています。

「ピアノの中の羊」の話から、
羊と暮らす方、
木を扱う建具屋さんともお話ができたり。

別々に見えていたものが、
ひとつの音をきっかけに、
少しずつつながっていく。

雨の音。
緑の匂い。
美味しいごはん。
人との出会い。

今年も、豊かな時間をありがとうございました。

直樹さん、順子ちゃん、
また来年、14回目の家展でお会いできますように。
naoki junko hirai

01/06/2026

Glass Bar Toy Piano
19世紀フランスのトイピアノ。
この楽器は本来、鉄琴ではなくガラス板を発音体に使っていたことを、ポーランドでトイピアノギャラリーを運営する音楽家、パヴェウ・ロマンチュクさんが昨年アトリエに来てくれた時に教えてくれました。

ガラス製の発音体は、現存していても割れていることが多く、輸送中に破損するリスクも高いため、今回は発音体だけを新たに製作してみました。

ひとくちにガラスといっても実に音はさまざま。
厚みや幅、硬さによって音色や響きは大きく変わる。

「19世紀の人々は、どんな音を聴いていたのだろう。」

そんなことを考えながら、オリジナルに近い厚みや寸法を参考に、一音ずつ音色を調整して作りました。

このトイピアノは、
裏面や側面に、繊細な美しい絵が描かれているのですが、ガラスの発音体を入れた瞬間、
まるでシンデレラがガラスの靴を履いた瞬間のように、この楽器も本来の姿を取り戻したように凛と輝いて見えた。

大きな楽器でも小さな楽器でも、
ときどきそんな瞬間に出会います。

ガラスのトイピアノは、
明日の「えみおわす 家展」に持っていきます。

雨予報のため、お庭で楽器を奏でることは難しくなりましたが、
モリオハウスで、このようないくつかの珍しい楽器に触れていただけるよう準備しました。
演奏会の40分前までは触れて頂けます。

ガラスのやさしく澄んだ響きも、
少しだけ感じていただけたら嬉しいです。

Thank you, Paweł Romańczuk, for introducing me to the beautiful world of glass toy pianos.

24/05/2026

自然素材と手仕事の服づくりをされている「えみおわす」さん。
5/29・30・6/1・2の4日間、岡山・吉備中央町にて「えみおわす 家展」が開催されます。

PIANOPIAは最終日の6/2(火)
ミニピアノ、ベビーオルガン、ハルモニウム、アメリカの古い小楽器など、
少し不思議で珍しい古楽器たちを持って参加します。

11:00〜17:00の間、
ご来場の方は、自由に触れていただけます。

今年の家展は、「呼吸」というテーマ。

空気を吸って奏でるハルモニウムやオルガン。
羊や山羊のいる景色の中で、鳴ってほしかったアメリカの愉快な古楽器たち。

土や風の気配と一緒に楽しんでいただきたいと、
この日の為に修復した初登場の楽器も🎹✨

会場では、
石神照美さんの陶展「呼吸」、
平井真美子さんの音楽会、
へちまカレーの出張食堂も開催されます。

音楽会は満席となりましたが、
古楽器の展示や体験は、お買い物にご来場の方は、自由にご参加できますので、触れてみてください。

お天気でしたら、羊さんや山羊さん、コールダックさんがいる芝生広場でお楽しみいただけるかと
🐏🐐🦆🩷

初夏の吉備中央町で、
深呼吸するような時間をお過ごしください。

※動画は昨年の家展の様子です。

-

えみおわす 家展
5/29.30.6/1.2の4日間
※pianopia古楽器は6/2のみ
11時~17時(最終日は17時半まで)
岡山県加賀郡吉備中央町上田西2320

修理依頼で幼稚園へ行くと、そこには「子どもたちのために」と寄付された古いピアノがあった。蓋を開けると、雨の匂いがした。弦は錆びて切れ、木は水を吸っていた。こういう寄付は、実は少なくない。長く放置され、もう弾かれなくなったピアノが、「やさしさ...
21/05/2026

修理依頼で幼稚園へ行くと、
そこには
「子どもたちのために」と
寄付された古いピアノがあった。

蓋を開けると、
雨の匂いがした。

弦は錆びて切れ、
木は水を吸っていた。

こういう寄付は、
実は少なくない。

長く放置され、
もう弾かれなくなったピアノが、
「やさしさ」という名前をつけられて、
子どもたちの場所へ流れていく。

かつては、
大切にされていたピアノかもしれない。

でも、
どれほど高価でも、
長年手をかけられず、
置かれていただけなら、
それはもう、
楽器とは少し違う。

直すにも捨てるにも
お金がかかる。

だから最後に、
教育の場へ来る。

けれど、
痛んだピアノは、
簡易な修理をしても
たぶんまた調子を崩す。

園長先生は、
申し訳なさそうに言う。

「費用がかかるなら、
電子ピアノで十分なんです」

それは、
責められる言葉ではなく、
限られた予算のなかで、
子どもたちを守り、
毎日を回している。

合理的で、
現実的で、
今の時代には自然な選択だ。

でも、
果たしてそれでいいのだろうか。

弦が震え、
木が鳴り、
空気そのものが響く音を、
知らずに育っていく。

私は結局、
その選択が正しいと、
言い切れなかった。

せめて、
本当のピアノの音を、
子どもたちに聴いてほしい。

そう思いながら、
そっと、
鳴らない音を鳴るようにして、
動かない鍵盤を起こした。

修理のあと、
錆びた鉄の匂いだけが、
指に残った。

ピアノを寄付される方へ。

もし、
思い入れのある楽器を
未来へ渡したいと思うなら、

どうか、
音まで一緒に渡してほしい。

※写真は本文とは関係ありません。
以前、子どもたちと
「ピアノの音を感じる」ワークショップをした時のものです。

明日 5/16(土)より3日間開催の「ミニチュア極小技巧展 2026」、PIANOPIAのピアノ修復師・ヒナぞーが、ミニチュア作家として参加いたします。ヒナぞーのために3階の広い特別展示スペースをご用意いただきました。ヒナぞー作品は、ピアノ...
15/05/2026

明日 5/16(土)より3日間開催の
「ミニチュア極小技巧展 2026」、
PIANOPIAのピアノ修復師・ヒナぞーが、
ミニチュア作家として参加いたします。

ヒナぞーのために
3階の広い特別展示スペースをご用意いただきました。

ヒナぞー作品は、ピアノやオルガン、音楽のある風景をテーマにした作品を中心に、
ミニチュアファンの方はもちろん、
楽器や音楽がお好きな方にも楽しんでいただける展示になっています。

プレイエルのスクエアピアノや、
ベートーヴェンのメトロノームも、
1/12の世界の中で、驚くほど精密に再現されています。

毎年たくさんの方が来場される人気展示会。
初日と土日は、会場全体が賑わうと思います。

素晴らしい作家達による見応えある展示会です。
ぜひ時間に余裕をもって、
会場全体をゆっくり楽しんでいただけたら嬉しいです。

ヒナぞー作品をじっくり見たい方や、
比較的落ち着いた空間でご覧になりたい方は、
3F展示のみとなる18日(月)もおすすめです。

ぜひ会場で、
小さな世界に宿る音楽の気配を
ご覧ください。



「ミニチュア極小技巧展 2026」
小さく愛らしい、60名の作家による作品が集まります。

会場|ハートンホテル心斎橋 別館 2F・3F

開催日|
2026年5月16日(土)10:00–18:00
2026年5月17日(日)10:00–17:00
2026年5月18日(月)10:00–17:00
※18日は3F展示のみ

入場料|
1,500円(18日は1,000円)
※未就学児無料
※最終入場は閉場30分前まで

チケット|2F受付にて販売
主催|Nunu’s House




#ピアノのある暮らし

1927年製プレイエルピアノ修復中。フェルトやワイヤーを交換したダンパーを取り付けています。
15/05/2026

1927年製プレイエルピアノ修復中。
フェルトやワイヤーを交換したダンパーを取り付けています。

1927年製プレイエルピアノ修復中音を止めるための『ダンパー』鍵盤から指を離すと、すっと戻って音を止めます。古くなったワイヤーを交換しています。目に見えない小さな部分ですが、修復の時にきれいに交換します。
12/05/2026

1927年製プレイエルピアノ修復中
音を止めるための『ダンパー』
鍵盤から指を離すと、すっと戻って音を止めます。

古くなったワイヤーを交換しています。

目に見えない小さな部分ですが、
修復の時にきれいに交換します。

住所

池田北町25/10
Neyagawa-shi, Osaka
572-0073

ウェブサイト

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