01/06/2026
Glass Bar Toy Piano
19世紀フランスのトイピアノ。
この楽器は本来、鉄琴ではなくガラス板を発音体に使っていたことを、ポーランドでトイピアノギャラリーを運営する音楽家、パヴェウ・ロマンチュクさんが昨年アトリエに来てくれた時に教えてくれました。
ガラス製の発音体は、現存していても割れていることが多く、輸送中に破損するリスクも高いため、今回は発音体だけを新たに製作してみました。
ひとくちにガラスといっても実に音はさまざま。
厚みや幅、硬さによって音色や響きは大きく変わる。
「19世紀の人々は、どんな音を聴いていたのだろう。」
そんなことを考えながら、オリジナルに近い厚みや寸法を参考に、一音ずつ音色を調整して作りました。
このトイピアノは、
裏面や側面に、繊細な美しい絵が描かれているのですが、ガラスの発音体を入れた瞬間、
まるでシンデレラがガラスの靴を履いた瞬間のように、この楽器も本来の姿を取り戻したように凛と輝いて見えた。
大きな楽器でも小さな楽器でも、
ときどきそんな瞬間に出会います。
ガラスのトイピアノは、
明日の「えみおわす 家展」に持っていきます。
雨予報のため、お庭で楽器を奏でることは難しくなりましたが、
モリオハウスで、このようないくつかの珍しい楽器に触れていただけるよう準備しました。
演奏会の40分前までは触れて頂けます。
ガラスのやさしく澄んだ響きも、
少しだけ感じていただけたら嬉しいです。
Thank you, Paweł Romańczuk, for introducing me to the beautiful world of glass toy pianos.