15/10/2026
戦場取材記より
〜中央アフリカ共和国編 Vol.12〜
当たり前になる日まで
彼女の優しい笑顔を見ていると、ふとそんな昔のことを思い出した。
お金はもちろん大切だ。
家族が生きていくためには必要だ。
でも...
きっとお金より大切なものもある。
俺はそう信じている。
そして今のPEACEisがあるのは、この決断をしてくれたシルベスタと、彼の妻がいてくれたからだ。
本当にありがとうございます。
心の中で何度も頭を下げた。
遊園地に入ると、シルベスタはさっそく子どもたちに連れ回されていた。
気がつけばシルベスタは汗だくになっている。完全に日曜日のパパの家族サービスだ。
俺はそんなシルベスタを少し離れたテーブルに座って眺めていた。
手にはぬるいビール。
本当は冷たいビールが飲みたいけど、むしろ、この国ではぬるいくらいがちょうどいいのかもしれない。
そんなビールを飲みながら家族が楽しそうに遊んでいる姿を眺めている。
なんとも幸せな時間だった。
隣では、TAKUMAが子どもたちを笑顔で撮影していた。
俺はTAKUMAに言った。
「この光景を、しっかり目に焼き付けておいてくださいね。
俺たちがやろうとしていることは、この光景を、この国で当たり前にすることですからね」
TAKUMAが撮影を止めた。
俺らはいつまでも無邪気に走りまわる子どもたちを見ていた。
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青木弘オフィシャルブログより