06/01/2016
新年明けましておめでとう。
浅草店の清水です。今年も初売りにて投稿が遅くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。
<My Best Disc>
Various 『Way Back When』
箪笥の肥やしではありませんが、自宅のレコード棚から掘り起こし、2015年後半一番聴いた作品。
レゲエ~サウンドシステムの発展に一役買った電気技師~アンプマンの作品。
ジャマイカのMatadorレーベルのシングル音源をまとめ、90年初頭にアルバムとして発売された作品。プロデュースはLloyd Daley。ジャマイカン・シャッフル、スカ期に活躍したプロデューサーですが、King Tubbyと同じく、電気技師としてキャリアをスタートし、主にアンプのメンテナンス/修理を得意とし、ジャマイカに多く登場したサウンドシステムのアンプのメンテナンス/修理を行い、プロデューサーまでのし上がった人物。他のサウンドシステムが音割れに悩む中、自身が運営するサウンドシステムは、常にクリアなサウンドを提供していたそうです。当時としては当たり前ですが、真空管アンプで増幅されたサウンドはどの様に響いたのでしょうか。想像しただけでワクワクしますね。さて、本作の紹介ですが、久しぶりに聴いて驚いたのは、音の良さ、同時期のStudio One等のモコモコとした音も良いのですが、こちらのMatadorサウンドは非常にクリアで、特にCarl McLeodでしょうかドラムのスネアとキックの際立ちは素晴らしい。サウンドシステム同様にレコード製作にも拘りを持って行ったのでしょうか。録音はDynamic Sounds StudiosとFederal Records Studio。
マスタリングは Ken KhouriのKK Mastering Labs, Inc.
本作のハイライトとなるA3,Johnny (Dizzy) Moore「Big Big Boss」の動画はこちら。 https://youtu.be/U2NaTYYfv3Y
Quantic presents The Western Transient 『A New Constellation』
2015年の夏はジャズ好きのSくんがハマりにハマり、店頭ではこちらがヘビープレイでした。
ご存知Quanticのジャズ作品。コロンビアからNYCに移り住み、その国の文化~音楽にローカライズ(西洋式にトランジット)という事で、ジャズ特有のダイレクト・ライブ録音にチャレンジした傑作。録音にはAMPEX社の16トラック・オープンリール・テープレコーダーを使用。レコードは2枚組の重量盤かと間違える程、重厚で、ジャケットは、拘りのハンドメイドのハードバック・ゲート・フォールドのスリーブ仕様となってます。
その他、サム・クックの再来と言われるLeon Bridges 『Coming Home』やドラムとベースで泣かせるMocky 『Key Change』
などを良く聴きました。