27/08/2026
イミゴンゴにはじめて出会ったとき
その力強い柄に完全に圧倒されて
強風になぎ倒された気分でした
見たい
けれども強すぎて正視できない
向き合いたい
けれども脚がすくんで直立できない
好きだ
けれども好きすぎて近寄れない
こころをぎゅっと握られて
指と指の間から脈動が溢れる
そのビートを引き連れたまま
場をそそくさと後にした初日
それからしばらくして
ようやく落ち着いてきた頃に再び向き合ったイミゴンゴは、いろんなことを教えてくれました
知りたい、という欲が 暴きたい に近かったこと
分かった、という気持ちはそこで物事を終わらせてしまうこと
知れば知るほど知らないことが増えること
由来や謂れもなくただ形だけが粛々と継がれる現象があること
そして中継地点にいた歴代の人々が適当な由来をこじつけたりこじつけなかったり、こじつけさえもそれっぽく聞こえるように潮流に鍛えられてきたこと
描かれていない部分が表出を支えていること
正しさは無限個あること
純粋に何かを 見る という行為がとても難しいこと
日常に練り込まれた特別はその姿形が見えなくなっても芯になること
後世に残すために記したデータがかえって流れを止めてしまう場合があること
意味ありげな意味は意味ないこと
嘘は嘘なりの真であること
ただいるだけで、ただあるだけで、それぞれから否応なく何か漏れ出てしまうこと
それがなんなのか分かりたくて近づいたけれど
あー!分かった!と清々しく終われる日なんてなくて
分からないを転がし続ける日のほうが
多くなりました
分かった!で終わらせず
分からないや、で終わらせない
イミゴンゴを目にするたびに
極に振れすぎて止まっていたものが
真ん中に戻り
再び別の極に振れていく
四方八方振り子のように考えが巡りながら
均して見ると真ん中にいる時間が一番長い
そんな軌跡を描いている気がします
役に立つとか
効き目があるとか
何かが解決するとか
そういう押し出し方をするのは違和感しかないけど
一周回って
そういうものの塊に思えるイミゴンゴ。
この背反をどう伝えたらいいのやらと
頭蓋の中を振り子がぶんぶん動いています
凝り固まったものをほどいてみたい方
視界を変えてみたい方
振り子を振ってみたい方
慣れきった日常に不明を置いたらどうなるんだろうと試してみたい方
イミゴンゴに触れてみてください
なんだこれ?
何かではありそう
でもなんでもないかもしれない
そんな非合理で非効率で無駄だらけに見える振り子の中で
残像的に立ち現れることばと感覚を一緒に見つけてみませんか