江戸千家

江戸千家 江戸千家は、流祖・川上不白が寛延3年に京都より江戸に下り千家の御茶を伝えた流儀です。不白がもたらした町衆の御茶は、江戸っ子の粋な御茶となって大いに流行、やがては参勤交代に伴って全国に広まりました。

江戸千家は、流祖・川上不白(蓮華庵・圓頓斎・孤峰・日祥)が寛延3年(1750)年に京都より江戸に下り千家の茶の湯を伝えた流儀です。
不白は16歳で京都の表千家七世如心斎宗匠に入門、以後16年間を家元内弟子として薫陶を受け、如心斎からの信任厚く「江戸に千家の茶を広めよ」との命を受けて江戸に下りました。
不白がもたらした町衆の御茶は、公家、大名から関取、河岸の若い衆に至るまで身分の枠を超えて広まり、江戸っ子の粋な御茶となって大いに流行、やがては参勤交代に伴って全国に広まりました。
以来270有余年にわたり、川上家の代々が江戸・東京の地にあって千家の茶の湯、不白の茶の湯を今日に守り伝えてまいりました。
現在、家元は東京都文京区弥生町に所在し、全国の同門支部の皆さまとともに、不白の流れをくむいくつかの諸流の宗家として、利休以来、千家の代々を経て不白に受け継がれた正脈の茶の湯の今日への護持相伝に勤めております。

青山茶会6月6日(土)、根津美術館茶筵にて根津美術館主催の「青山茶会」が開筵され、庭園内茶室「弘仁亭」にて閑雪御家元宗匠が濃茶席のお席主をつとめられ、併せて根津美術館による展観席と吉兆による点心席が設けられました。青山茶会は、茶の湯や美術へ...
08/06/2026

青山茶会

6月6日(土)、根津美術館茶筵にて根津美術館主催の「青山茶会」が開筵され、庭園内茶室「弘仁亭」にて閑雪御家元宗匠が濃茶席のお席主をつとめられ、併せて根津美術館による展観席と吉兆による点心席が設けられました。

青山茶会は、茶の湯や美術への造詣を深め、根津美術館に親しみを持っていただくため会員制で運営されています。
2026年度は3回の茶会の開催を予定していますが、今回1回目の茶会では会員以外の方でもご参加いただけるよう、若干数の一般募集がございました。

さて、濃茶席の床には玉舟和尚筆の一行「雨後青山青転青」が掛けられ、お花はヒメシャラが砂張の吊舟に。そして、香合は鎌倉彫の倶利が飾られていました。
御家元宗匠から、一行の「雨後青山青転青」は青山茶会に掛けるお軸は「これを」と想われたとのこと、また、「青転青」の「転」は愈々益々をいう意味があるとのお話がございました。
まさに当日は、梅雨前に訪れた台風が数日前に通り過ぎ、晴れ間ものぞく一日で、雲間からこぼれる光に照らされた庭の緑はますます青く輝いていました。
そして、青への想いはお菓子にもございまして、鶴屋八幡製の金団は白と水色のそぼろ餡が散りばめられた銘「雨過天青」。
床脇の書院に飾られた流祖孤峰不白の近江八景を八世一元斎が写した四曲一双の屏風を眺めつつ、青空を想い浮かべながら美味しく頂戴しました。
御茶は蓮華庵好の味岡松華園詰「千代の昔」で、主茶碗は雨漏堅手茶碗。

季節を感じる青尽くしの楽しいお席でした。

東京茶道会月釜 五月の茶会第二日曜日の5月10日、護国寺にて東京茶道会月釜が開筵され、各流の先生方によりお釜が懸かっておりました。清清しい風薫る一日で、お茶会にはちょうどよい日和。境内はみずみずしい若葉につつまれていました。江戸千家宗家から...
12/05/2026

東京茶道会月釜 五月の茶会

第二日曜日の5月10日、護国寺にて東京茶道会月釜が開筵され、各流の先生方によりお釜が懸かっておりました。
清清しい風薫る一日で、お茶会にはちょうどよい日和。境内はみずみずしい若葉につつまれていました。

江戸千家宗家からは「牡丹の間」にて小柏美雪先生が席持ちをなされました。
床には御流祖筆「無心雲自閑」の一行が掛けられ、お花は白糸草と黒蝋梅と華鬘草(ケマンソウ)が唐人笠の花入に。香合は堆朱で「柘榴」。
そしてお席では、お正客に点てられた黒楽茶碗の銘「面影」に、今年お亡くなりになられた探源斎不白宗匠を偲ぶお席主のお気持ちをうかがい、
また、一昨年お亡くなりになられた探源斎不白宗匠の奥様である翠鶴先生との想いからと、銘「二人静」のお茶杓のお話もうかがえました。
すると、江戸蒔絵の茶器「鴛鴦(オシドリ)」にも物語が感じられてきます。

御茶は、ほ里つ詰の「寿泉の白」。お菓子は埼玉・東松山にある清晨庵製の「唐衣」、黄味餡とそれを包む白に紫の求肥餅がきれいで美味でした。

探源斎不白宗匠 追善茶会4月29日(昭和の日)恒例の江戸千家不白会(当流同門の皆様の集い)東京支部の大会ですが、本年は1月に永眠いたしました探源斎不白宗匠を偲ぶ「探源斎不白宗匠 追善茶会」として開筵されました。会のはじまりに「花の間」にて探...
04/05/2026

探源斎不白宗匠 追善茶会

4月29日(昭和の日)恒例の江戸千家不白会(当流同門の皆様の集い)東京支部の大会ですが、本年は1月に永眠いたしました探源斎不白宗匠を偲ぶ「探源斎不白宗匠 追善茶会」として開筵されました。
会のはじまりに「花の間」にて探源斎不白宗匠にお供えするお茶を紹雪若宗匠により点てられ、二階玄関の寄付床に飾られた遺影に、半東の峯雪先生によりお供えされました。

会場の東京美術倶楽部には点心席も含めて6席のお席が設えられ、東京のみならず全国の支部からも大勢のお客様が来会されました。
第一席「花の間」は閑雪御家元宗匠のお席で、床の間に掛けられたお軸は翠巌筆「涅槃妙心」。経筒の花入には大山蓮華と新緑の菩提樹、香合は木魚が飾られていました。

第二席「月の間」は峯雪先生のお席で、探源斎不白宗匠と翠鶴先生のお筆による「千峯」のお茶碗をはじめ御宗家お手造りのお道具に、自然と思い出話が渦巻いておりました。
そのほか、第三席「雪の間」は山梨支部、第四席「済美庵」は大内宗心先生、第五席の立礼席は神奈川支部がお席持ちをされました。

東京ローターアクトクラブ茶の湯例会4月18日(土)、江戸千家会館にて東京ローターアクトクラブによる茶道例会が開催されました。茶道例会は二部構成になっておりまして、第一部にて閑雪御家元宗匠による卓話、第二部ではお茶席での茶の湯体験でした。第一...
22/04/2026

東京ローターアクトクラブ
茶の湯例会

4月18日(土)、江戸千家会館にて東京ローターアクトクラブによる茶道例会が開催されました。
茶道例会は二部構成になっておりまして、第一部にて閑雪御家元宗匠による卓話、第二部ではお茶席での茶の湯体験でした。
第一部の卓話では、茶会・茶事についての概要に触れ、具体的には正午の茶事の流れを紹介しながらのお話がございました。
第二部の茶の湯体験では、ローターアクトでもいらっしゃります若宗匠によるお点前のお席で、つづき薄茶でした。
濃茶のあと、後炭を略して薄茶につづくお点前で、お茶事の一部分を体験できる趣向です。
お席では、お茶がはじめての方もいらっしゃったので、御家元宗匠からお菓子やお茶のいただき方などについて丁寧なご指導がございました。
また、お茶を体験されたことのある方も濃茶をいただくのは初めてのようで、皆さんとても充実した時間を過ごされているご様子でした。そして、初夏のような陽気と参加された皆さんの熱心さのためでしょうか、お席が終わるころには、床に飾られた芍薬のつぼみもほころんでいました。

東京茶道会月釜 三月の茶会第二日曜日の3月8日、護国寺にて東京茶道会月釜が開筵され、各流の先生方によりお釜が懸かっておりました。江戸千家宗家からは艸雷庵にて田中宗美先生が席持ちをなされました。艸雷庵は小間の茶室ですが、建物内には隣接した箒庵...
09/03/2026

東京茶道会月釜 三月の茶会

第二日曜日の3月8日、護国寺にて東京茶道会月釜が開筵され、各流の先生方によりお釜が懸かっておりました。
江戸千家宗家からは艸雷庵にて田中宗美先生が席持ちをなされました。
艸雷庵は小間の茶室ですが、建物内には隣接した箒庵堂があり、本日はそちらにて立礼でのお席でした。

床には御流祖筆「春駒」の画讃が掛けられ、お席主からは「新春のものではございますが、午年でもありますので…」とお話がございました。
お花は加茂本阿弥椿に土佐水木が添えられ朝日焼の花入に。香合は仁清作の「冠」。
お菓子が盛られた錦赤玉文鉢に続いて、高取焼味楽窯の十四代と十五代の器に盛られたお菓子が運ばれますと、お席主から「今日のお席は《つなぐ》をテーマに考えまして」とのこと。
そして、十代探源斎在判の雪華紋の棗と八代一元斎作の茶杓にも《つなぐ》が感じられます。
御茶は、ほ里つ詰の「寿泉の白」。お菓子は目白志むら製の「なの花」で、黄色と白のそぼろ餡がきれいで美味でした。

また、お席主のお話から、お父様お母様が大切になさってきたお道具を中心に、お席主がお求めになられたお道具も添えられている様子がうかがえて、あたたかい気持ちもつながっているように感じるお席でした。

【江戸千家白石教場碧水会 稽古始め】令和8年2月22日(日)白石市碧水園茶室藍如亭におきまして、本年1月2日にご逝去されました江戸千家宗家蓮華庵十世先代家元川上探源斎不白宗匠をお偲びしつつ、稽古始めの会を十一世家元流水斎閑雪宗匠を席主にお迎...
03/03/2026

【江戸千家白石教場碧水会 稽古始め】

令和8年2月22日(日)白石市碧水園茶室藍如亭におきまして、本年1月2日にご逝去されました江戸千家宗家蓮華庵十世先代家元川上探源斎不白宗匠をお偲びしつつ、稽古始めの会を十一世家元流水斎閑雪宗匠を席主にお迎えして開筵いたしました。
お客様にお迎えしたのは江戸千家不白会仙台支部と江戸千家宮城野教場社中の流儀内々の方々ばかりでしたが、お正客には白石茶道会矢ノ目会長を、お次客には表千家八巻先生をお招きさせていただきました。
当日は春を思わせる穏やかな日で、「南無妙法蓮華経」の掛物の前に探源斎不白宗匠の遺影が飾られ、まずは淞江斎紹雪若宗匠のお点前によりお供茶をお供えいただきました。
次に講座生がお炭を整えたのち、縁高に盛った蔵王町・玉浦屋製の白きんとんをお客さまにお運びし、短い中立のあと若宗匠のお点前でお濃茶を練っていただき、さらに講座生が薄茶をお点てしました。
在りし日の探源斎宗匠に想いを馳せながら、ご流祖、探源斎宗匠ゆかりのお道具を全員が手に取って拝見することができて、お客さまは大変感激されていました。探源斎宗匠に一度も白石においで頂けなかったのが心残りでございましたが、お写真の宗匠に見守っていただきながら無事に追善の茶会を終えることできて安堵いたしました。(博)

江戸千家宗家蓮華庵 十世 先代家元川上 探源斎 不白宗匠 本葬儀のお知らせ令和8年1月2日に探源斎不白宗匠が永眠いたしました。本当に残念なことでございます。昨年12月に体調を崩され入院されておりましたが、そんな中でも教場のことを気にされてい...
13/01/2026

江戸千家宗家蓮華庵 十世 先代家元
川上 探源斎 不白宗匠 本葬儀のお知らせ

令和8年1月2日に探源斎不白宗匠が永眠いたしました。
本当に残念なことでございます。
昨年12月に体調を崩され入院されておりましたが、そんな中でも教場のことを気にされていたご様子でした。
そして、御家元宗匠、峯雪先生、若宗匠に見守られる中で旅立たれたとうかがっております。

尚、本葬儀は下記のとおり執り行います。

――― 記 ―――
日 時:令和8年1月23日(金) 午後1時から
会 場:寛永寺輪王殿第一会場
   (東京都台東区上野公園14-5)

喪 主:川上 閑雪(当代家元)

池上本門寺 茶筅供養御供茶式12月13日(土)、池上本門寺において茶筅供養御供茶式が開筵されました。午前11時より大堂にて読経のなか御家元の御手前による御供茶式が勤仕され、その後、紅葉坂大玄関前にて茶筅お焚きあげの供養式が厳修されました。ま...
28/12/2025

池上本門寺 茶筅供養御供茶式

12月13日(土)、池上本門寺において茶筅供養御供茶式が開筵されました。
午前11時より大堂にて読経のなか御家元の御手前による御供茶式が勤仕され、その後、紅葉坂大玄関前にて茶筅お焚きあげの供養式が厳修されました。

また当日は茶会が大客殿にて開かれ、江戸千家が「松濤の間」にて薄茶席を、また裏千家様が「長栄の間」にて立礼席と、二席に釜がかけられました。
お席の方は二席とも、今年ご逝去されました裏千家 鵬雲斎宗匠を偲び、思いを馳せるお席でした。

江戸千家席の「松濤の間」には横幅に広い押板があり、中央には日蓮聖人御像が供えられ、その左に掛けられた御軸は流祖不白筆の「懈怠比丘不期明日」で、裏千家「今日庵」の由来となった禅語と云われています。
お花は加茂本阿弥に蝋梅が添えられ、竹二重の花入に。花入は流祖不白作で銘は「此君」。
香合は江戸千家の菩提寺である安立寺の日進堂の古材。

御茶は、探源斎宗匠好でほ里つ詰の「寿泉の白」。お菓子は鶴屋八幡製の銘「寒菊」。

水指は高取焼で馬の絵が描かれ、茶杓は流祖不白作で十二支の内で巳年作のもの。
今年もあと少しですね。良いお年をお迎えくださいませ。

東京茶道会 茶筅供養歳末恒例、東京茶道会の「茶筅供養」が12月7日(日)、東京音羽の護国寺にて執り行われました。「茶筅供養」は午前9時30分より月光殿前庭に立つ〈茶筅塚〉前にて、護国寺の僧侶方による読経が流れるなか、東京茶道会の理事である各...
09/12/2025

東京茶道会 茶筅供養

歳末恒例、東京茶道会の「茶筅供養」が12月7日(日)、東京音羽の護国寺にて執り行われました。
「茶筅供養」は午前9時30分より月光殿前庭に立つ〈茶筅塚〉前にて、護国寺の僧侶方による読経が流れるなか、東京茶道会の理事である各御流儀の宗匠方が〈茶筅塚〉へ進み出られ茶筅を供え合掌されます。江戸千家からは閑雪御家元宗匠がご供養をなされ、使われた茶筅への感謝を込めた「茶筅供養」が今年も滞りなく終了いたしました。
またこの日は十二月の「東京茶道会茶会」も開かれ6席にお釜が懸かり、江戸千家からは探源斎宗匠が《牡丹の間》にてお席主を勤められました。
床には流祖不白筆の漢詩二行で松鶴。松の一行は「さまざまな花が咲き終えたあとの、松のみどりはひときわ美しい」とのことで、いまの季節を感じます。まさに護国寺の境内も、花ばかりでなく紅葉も散って、松のみどりが冬の澄んだ光のなか映えていました。
お花は白玉椿にキササゲが添えられ安南写の花入に。キササゲを拝見しますと、年の暮れを感じます。
主茶碗は流祖不白手造の黒楽で銘は「寿老人」。茶の湯を楽しみながら、皆様と共に長生きしてまいりたいものです。
御茶は、ほ里つ詰で探源斎宗匠お好みの「寿泉の白」。お菓子は鶴屋八幡製の銘「蝋梅」で、とても美味しゅうございました。

第56回 護国寺慈善茶会11月23日(日)、音羽護国寺において歳末助けあい慈善茶会が開筵されました。お茶席は、表千家様、裏千家様、大日本茶道学会様、遠州流茶道様、大師会様と、江戸千家の六席が懸かりました。当日は、未明に小雨が降った様ですが、...
26/11/2025

第56回 護国寺慈善茶会

11月23日(日)、音羽護国寺において歳末助けあい慈善茶会が開筵されました。
お茶席は、表千家様、裏千家様、大日本茶道学会様、遠州流茶道様、大師会様と、江戸千家の六席が懸かりました。
当日は、未明に小雨が降った様ですが、それからは雨に降られることもなく、お昼過ぎには晴れ間ものぞく日和でした。
江戸千家は薄茶席で、川上閑雪御家元宗匠が〈草雷庵〉にてお席主をお務めになりました。
寄付の床には御流祖の孤峰不白像と流祖好の竹の三具足が飾られていました。
また、寄付にて菓子を頂戴しましたが、こちらは松華堂製で十代探源斎宗匠お好みの「孤峰」。
本席に移りますと、お席主の御家元宗匠から「本日は旧暦10月4日でありまして、流祖不白の祥月命日にあたりますので、寄付の床を流祖を偲ぶ飾りにいたしました」とのお話がございました。
さて、本席の床飾りに目を移しますと、流祖不白筆の楓の画讃が掛けられ、お花は白玉椿にキブシの照葉が竹の尺八花入れに。
花入れは啐啄斎作で銘は「木六駄」とのことですが、木六駄とは狂言の曲名。
御家元宗匠から木六駄の面白い物語をうかがい、季節を感じるお道具のお取合せを拝見し、とても楽しいお席でありました。
なお、御茶は十代探源斎宗匠お好みで、ほ里つ詰の「寿泉の白」。お菓子も御茶も美味しく頂戴しました。

住所

弥生2-17-10
Bunkyo-ku, Tokyo
113-0032

営業時間

月曜日 10:00 - 17:30
火曜日 10:00 - 17:30
水曜日 10:00 - 17:30
木曜日 10:00 - 17:30
金曜日 10:00 - 17:30
土曜日 10:00 - 17:30

電話番号

03-3813-9085

ウェブサイト

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