08/06/2026
青山茶会
6月6日(土)、根津美術館茶筵にて根津美術館主催の「青山茶会」が開筵され、庭園内茶室「弘仁亭」にて閑雪御家元宗匠が濃茶席のお席主をつとめられ、併せて根津美術館による展観席と吉兆による点心席が設けられました。
青山茶会は、茶の湯や美術への造詣を深め、根津美術館に親しみを持っていただくため会員制で運営されています。
2026年度は3回の茶会の開催を予定していますが、今回1回目の茶会では会員以外の方でもご参加いただけるよう、若干数の一般募集がございました。
さて、濃茶席の床には玉舟和尚筆の一行「雨後青山青転青」が掛けられ、お花はヒメシャラが砂張の吊舟に。そして、香合は鎌倉彫の倶利が飾られていました。
御家元宗匠から、一行の「雨後青山青転青」は青山茶会に掛けるお軸は「これを」と想われたとのこと、また、「青転青」の「転」は愈々益々をいう意味があるとのお話がございました。
まさに当日は、梅雨前に訪れた台風が数日前に通り過ぎ、晴れ間ものぞく一日で、雲間からこぼれる光に照らされた庭の緑はますます青く輝いていました。
そして、青への想いはお菓子にもございまして、鶴屋八幡製の金団は白と水色のそぼろ餡が散りばめられた銘「雨過天青」。
床脇の書院に飾られた流祖孤峰不白の近江八景を八世一元斎が写した四曲一双の屏風を眺めつつ、青空を想い浮かべながら美味しく頂戴しました。
御茶は蓮華庵好の味岡松華園詰「千代の昔」で、主茶碗は雨漏堅手茶碗。
季節を感じる青尽くしの楽しいお席でした。