L'incursion-AI Computer Music Concert

L'incursion-AI Computer Music Concert "L'incursion" - AI Computer Music Concert
このコンサートは、後藤英が長年、ヨーロ?

【2022SuguruGoto_Concert 】本番まであと1日新作の一曲のために、6台のパソコンを使っています!お楽しみに〜公演日:2022年3月20日 場所:東京オペラシティ リサイタルホール開場:17時/プレトーク:17時30分/開...
18/03/2022

【2022SuguruGoto_Concert 】
本番まであと1日
新作の一曲のために、6台のパソコンを使っています!
お楽しみに〜

公演日:2022年3月20日 
場所:東京オペラシティ リサイタルホール
開場:17時/プレトーク:17時30分/開演:18時

チッケトのご購入はこちら▼
https://eplus.jp/sf/detail/3592980001-P0030001

【 】新作のリハーサルを行っています!3/20の本番まであと2日!!!公演日:2022年3月20日 場所:東京オペラシティ リサイタルホール開場:17時/プレトーク:17時30分/開演:18時チッケトのご購入はこちら▼http://oper...
18/03/2022

【 】
新作のリハーサルを行っています!
3/20の本番まであと2日!!!

公演日:2022年3月20日 
場所:東京オペラシティ リサイタルホール
開場:17時/プレトーク:17時30分/開演:18時

チッケトのご購入はこちら▼
http://operacity.jp/concert/ticket/ 



15/03/2022

本日は今回のコンサートの前半のソロ楽器とコンピューターの作品を紹介します!

インタラクティブ・ミュージックの作曲

(コンサートの前半のソロ楽器とコンピューターの作品に該当する。)

かつて、ミュージック・コンクレート、エレクトロニック・ミュージックという分野が存在したが、現在はコンピューターの発展に伴い、そのジャンルは終息しつつある。その時代では大掛かりな機材を備えたスタジオでの制作が必須であった。そして、テープという媒体を用いることによって、再生の際、演奏家が不在となった。その反面、コンサート会場でステージ上に並べられているスピーカーを見つめながら作品を聴くという演奏形態に聴衆は不自然さを感じていた。やがて、これを解決するために、このテープと演奏家が同時に演奏する方法が生み出された。テープに合わせて演奏家が演奏する方法であるが、固定されたテープに合わせながら演奏することが問題となった。この演奏形態での作品を主にライブ·エレクトロニクスと呼ばれる。実際に、ステージにエレクトロニック楽器、マイク、エフェクターなどの装置を持ち込む方法も用いられた。ある意味ではリアルタイムでの演奏と言えよう。この当時の代表的な作品例として、シュトックハウゼン/ミクロフォニー1(1964)、ミクロフォニー2(1965)、ミクスチュアー(1964)ケージ/イマジナリー・ランドスケープ (1939)などが挙げられる。

やがてインタラクティブ・ミュージックというジャンルが生まれることになった。厳密にはライブ·エレクトロニクスのカテゴリーの中に含まれることになるが、アナログからデジタル化、つまりコンピューターの発展に伴い、このジャンルが生まれる契機なった。さらに、コンピューターが発展することによってインタラクション、つまり人間とコンピューターが相互作用しながら演奏することが可能になったのである。現在では、そのためのソフトウェアも充実しつつある。インタラクティブ·ミュージックに使われる主なソフトウェアとして、Max、PD、SuperColliderなどが挙げられる。インタラクティブ·ミュージックに使われる技術として、最も基本となるのは、リアルタイムでのシグナル·プロセッシング、サウンド·シンセシスであろう。シグナル·プロセッシングの内、エフェクトの例として、フィルター、リバーブ、リング·モデュレーションなどが用いられる。また、サウンド·シンセシスの例としては、リアルタイムでのアディティブ·シンセシス、フィジカル·モデリング、FMシンセシスなどが挙げられる。また、サンプリング、サウンド·ファイルの再生も可能であり、例えば、サンプラー、グラニュラー·シンセシスなどは代表的な例である。更にはパーシャル·トラッキング、ピッチ·トラッキングというリアルタイムで分析しながら演奏する技術も可能である。例えば、FFTを用いて倍音(フリークエンシー、アンプリティード)を分析し、中心となる音高を選び出す。

AIとも関係してくるが、この選び出された音高から、更に入力されたデータを学習して、入力されたオーディオを追いかけるためのパターン認識が行われる。具体的な例としては、ジェスチャー·フォローワー、ボイス·フォローワーなどが挙げられる。

話は戻り、インタラクティブ·ミュージックで更に可能になった例として、リアルタイムでのスペシャリゼーションである。このスペシャリゼーションとは、空間性の音楽である。バーチャルな音響空間、パニングによる複数のスピーカーの制御によって音が空間の中をリアルタイムで動き回ることが可能となった。

さて、作品におけるプログラミングの構成方法について若干述べておこう。サウンド・シンセシス、シグナル・プロセッシングを構成する方法として、マッピング・インターフェースとイベント処理の方法が重要になってくる。マッピング·インターフェースでは、入力されたデーターの分析、入力されたデーターの最適化、入力されたデーターの学習機能、入力されたデーターを次のアルゴリズムへ分散させることが行われる。イベント処理では、構成された作曲のセクション、部分におけるパラメーターのプリセット、バランスの調節などが行われる。また、最近のソフトウェアでは、自らインターフェースを作成することが容易にできる。これはライブ·パフォーマンスで、プログラミングを使いやすくするための便利な方法とも言えよう。

インタラクティブ・ミュージックの一部の作品例としてPierre Boulez, “Répons”、Pierre Boulez, "Anthèmes 2”、Philippe Manoury, “Jupiter”、Kaija Saariaho, “Petals for Violoncello and Live Electronics”、Kaija Saariaho, “NoaNoa”などがあげられる。

13/03/2022

【Suguru Goto ーAI Beethovenについて紹介】
「AI Beethoven 」

Suguru Goto / 後藤英 Direction, Concept / ディレクション、コンセプト
Toru Yokoyama / 横山徹 Images / 映像
Shinae Kang / 姜信愛 Music Machine Learning / ミュージック・マシーン・ラーニング
Tei U / 鄭瑀 Music Machine Learning / ミュージック・マシーン・ラーニング
Can Li / Can Li Face Recognition Machine Learning / フェイスレコグニション・マシンラーニング

Program note / プログラムノート
この作品はベートーベンの生誕250周年のためのイベントより委嘱された。構想としてはベートーベンを現代に蘇させるという試みがされた。つまりAIを用いてベートーベンを再現させようとするものである。 ベートーベンの「エリーゼのために」は誰もが聞いたことのあるピアノ曲であろう。1810年、ベートーベンが40歳の時に、エリーゼという女性に恋をして、「エリーゼのために」を作曲したと言われている。 1827年に死去したベートーベンが約200 年後の2020年に蘇って、現代の日本人女性に恋をしたらどのような「エリーゼのために」を作曲するだろうか?そこで、この作品では、特に一般の女性に参加してもらうことにより成り立つ。顔認識のAIにより、その人物の魅力度や年齢などが分析され、そのデータをもとにベートーベンが恋をして、さらに音楽のAIにより作曲をする。そのAIとは、中心的な役割を果たす「エリーゼのために」とその他のベートーベンのピアノ曲を学習して、ベートーベン風のピアノ曲を自動作曲する。
This work was commissioned from an event for Beethoven's 250th birthday. As a concept, an attempt was made to bring Beethoven back to life. In other words, AI is used to reproduce Beethoven. "For Elise" by Beethoven's is one of well-known piano piece that everyone has previously listened to. In 1810, when Beethoven was at age of 40, he fell in love with a woman named Elise and composed "for Elise" for her. What if Beethoven, who died in 1827, revived in 2020, about 200 years later and how "for Elise" would be composed again, if Beethoven fell in love with a modern Japanese woman? Therefore, in this work, we call a woman from a public to participate in this performance. The face recognition AI analyzes the attractiveness and age of the person etc., and based on this data, Beethoven falls in love this woman, and composes with the music AI. This AI mainly learns “For Elise” and other Beethoven piano pieces that play, and then automatically compose Beethoven-like piano pieces.

東京藝術大学COI拠点 デザイニング・ミュージック&サイエンス グループ

東京藝術大学COI拠点
Tokyo University of the Arts COI Site
https://www.youtube.com/watch?v=ntZrv-bNG0o 

コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

「L'incursion」 AI コンピューター・ミュージック・コンサート 個展について この個展は、後藤

12/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】

新曲「L'incursion II」の紹介です!

この作品は、後藤研究室で長年取り組んできた「AIと作曲」の研究のシリーズの中で、新たな試みをしたものである。 ここでの研究とは、最近、発展が目覚ましい AI(人工知能)の技術を用いて、人間がこれまで聞いたことがなかった新たな創造をコンピューターと共に行うものである。今回の作品は「AIと作曲」の研究の中でも、特に演奏形態を重視した実験が行われた。演奏者のみで演奏される形態であり、コンピューターのサウンドは一切発しない。その演奏は指揮者とAIと人間の奏者による演奏形態である。 ここでのAIとは、人間の指揮者の動きに対して、AIがそのジェスチャーを理解して、アンサンブルの各演奏家に個別に独自の指示を行うシステムである。

本作品では、AIと人間を関係させた新たな音楽の可能性を探る。これによりAIの活用の新たな方法論の確立を目指すものである。更に、AIによって人間の感情、表現、心理をモデルにして、AIによりそれを再現することを用いる。そして、再現の段階で、人間に音楽を演奏させ、感情、表現、心理を表現させる。すなわち、人間による音楽の演奏行為の総体を見直すことで、新たなAIの活用法を見いだすことも目的とする。具体的には、AIが実際に演奏する人間の指揮者の行為に加えて、感情、表現、心理を分析する。その指揮者の表情、感情、表現、心理によって、人間は音楽を表現する。つまりAIに人間の魂を読み取らせ、再現する試みである。

AIを用いた新たな質の高い感情、心理の分析にはどのような可能性が存在するのか、それを音楽でいかに再現できるかの試みを行う。第一に、人間の指揮者の指揮の動作をデバイスで捉え、それをAIで分析する。具体的には、テンポや拍子を認識するだけでなく、指揮者の表現、感情表現、心理状態を認識させる試みである。それにより、それぞれの奏者に更に異なるテンポ、テンポの速度の自由な変化などに加え、音楽の表情などをAIから指示する。指揮者は一人であるが、演奏家はアンサンブルとして複数の奏者より構成させる。これによって、人間とAIがつながることになり、人間の心とAIの心が共有されることになる。これまでの思想は人間とAIが対立してどちらかがいかに優れているかの視点に限られてきたが、これは両者の魂が共有されるこれまでには存在しない概念である。これによって音楽も新たな可能性を秘めることになるだろう。

2045年にはシンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、AIは人間の能力を超えると言われている。そして、やがてAIは人間を支配し始めるかもしれないという恐れについてしばし語られている。本当にそのような懸念は必要なのか?むしろ、今からAIと人間の共存について考えられないのだろうか?視点を変えて、AIと人間の心理や感情をモデル化することによって、それに関する研究の契機となると考えてはどうだろうか?つまりAIとの共同作業で人間の根源は何かと考えることができる。AIと人間の感情、心理に近い模倣を要求することによって、人間の根源レベルを客体化して分析することができる。これによって、これまである人間の潜在的能力の可能性も広げることはできないか?そのような考えに関連するのが、このAIによる音楽演奏の際の感情表現である。これは音楽に限った可能性のように聞こえるかもしれないが、この研究が達成された暁には、上記の人間とAIの共存の例として未来に新しい展望を提示できることになるかもしれない。

本作品は3/20のコンサートで世界初披露する予定です!
是非お楽しみに!

コンサート詳細▼

「L'incursion」 AI コンピューター・ミュージック・コンサート 個展について この個展は、後藤

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】本日は今回のコンサートで演奏する曲「後藤英: quantiqueG II – グレートバスリコーダーとコンピュータ...
12/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】
本日は今回のコンサートで演奏する曲
「後藤英: quantiqueG II – グレートバスリコーダーとコンピューターのために」の紹介です!
quantiqueG (フランス語:Gravité quantique、英語:Quantum Gravity)は量子重力理論(量子重力理論は、重力相互作用を量子化した理論である。単に量子重力または重力の量子論などとも呼ばれる。 ユダヤ系ロシア人のマトベイ・ブロンスタインがパイオニアとされる。一般相対性理論と量子力学の双方を統一する理論と期待されている。 ウィキペディアより)を意味し、このシリーズで書かれた2番目の作品である。量子重力は未完の理論であるがため、いろいろ流派があるので、一概に述べることは容易ではない。主にブラックホールに関する重力が量子力学的粒子に影響することについてである。これに興味を抱く契機となったのは、ヴァーチュアル·リアリティーと融合した作品(gravityZERO、Body in zero G)にて無重力状態をヴァーチュアルに再現するシリーズを以前に制作したことに由来する。理論をアルゴリズミックに応用したのではなく、むしろ作品のインスピレーションとして扱った。
インタラクティブ・ミュージックを扱う際に、楽器とコンピューターの関係性が問題となる。更にはサウンドが楽器とコンピューターと平行する状態になってしまう場合や、どちらかが前面に出てしまい融合されないケースもしばし起こりうる。楽器をむしろコンピューターのサウンド側に寄せることを考えた。そこで、リコーダー奏者の鈴木俊哉氏に協力してもらい、いろいろな特殊奏法とコンピューターのサウンドの組み合わせによりいかに両者が融合できるかが試みられた。特殊奏法を扱う際にピッチトラッキングが困難となるため、この作品でも手動とスコアフォロイングを両立する方法がとられている。
https://www.youtube.com/watch?v=8iqV_t32vao&t=6s
コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

「quantiqueG II」(2018)composer : Suguru Gotorecorder : Tosiya Suzukilive electronics : Suguru Goto at the Ebisu Hall, Tokyo on 26th February 2021videography b...

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】本日は今回のコンサートで演奏する曲「後藤英: L'incursionサクソフォンとコンピュータのために (2021...
10/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】
本日は今回のコンサートで演奏する曲
「後藤英: L'incursionサクソフォンとコンピュータのために (2021)」の紹介です!
フランス語のタイトル、L’incursion(=外敵の侵入、専門外の研究)の意味。インタラクティブ·ミュージックが持つ様々な問題に更に踏み込んで、探求することを目的としたエチュード作品。楽器とライブエレクトロニクスを組み合わせる際に起こる音響的な問題が課題の中心となっている。楽器の特殊奏法を新たな音響素材として組み直し、それをライブエレクトロニクスによりこれまでにない音響の媒体として発展させることが試みられた。第1部はマルチフォニックスのトレモロ、第2部は微分音とそれによるずれ、第3部は息の音のグリッサンド、第4部は楽器によるノイズなどが中心となっている。
https://www.youtube.com/watch?v=hiojOjWdiQ0

コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

August 6, 2021 The 7th Hall, Tokyo university of the Arts2021年8月6日 第7ホール, 東京芸術大学Program note / プログラムノートThe French title, L'incursion refers to an invasion ...

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】本日は今回のコンサートで演奏する曲「後藤英: Duali II」の紹介です!そもそも、どうして演奏家が演奏する作品...
10/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】
本日は今回のコンサートで演奏する曲
「後藤英: Duali II」の紹介です!
そもそも、どうして演奏家が演奏する作品を、コンピューターで作らなければならないのだろうか?ある例をもとに説明をしてみよう。建築の例では、かつてのローマ時代のパンテオンなど、人々が集うところであった。それが、ル·コルビュジエのサヴォア邸のようなモダニズム建築では、人間の手で計算された建築が試みられた。その結果、冷たい印象を与えるもので、コンクリートむき出しの無機質な建築を人々は好まなかった。そのため、建築家のチャールズ·ムーアが設計したPiazza d‘Italia1980のようなポスト・モダニズム建築が80年代頃に生まれた。それは、過去の様式と融合するもので、人間性の回復が試みられた。しかし、それは一時的な流行に終わってしまい、今となっては廃れた様式となってしまった。そして、2000年を越すやいなや建築の世界の事情が急激に変わり始めた。特に最近の建築は再び目を見張るものがある。それは、コンピューターを用いた建築デザインであり、人間が思いもよらない想像力で設計されたものである。その建築物は珍しさのあまりに観光地化するほどで、再び人々の興味を引くようになり、人々が集うようになった。このような様式の代表的な建築家として、ザハ·ハディド、ダニエル·リベスキンド、フランク·ゲーリーなどが挙げられる。代表的な建築物として、ジャン·ヌーヴェルのパリ·フィルハーモニー、フランク·ゲーリーのルイ·ヴィトン財団美術館などがある。
さて、これを現代音楽の変遷にそのまま当てはめることができる。文章量の関係のため詳細は割愛するが、構造主義のセリエズム、ストカスティック·ミュージックから、ポスト·モダンのミニマリズム、新表現主義、そして、アルゴリズミック·コンポジション、スペクトラル·ミュージックからインタラクティブ·ミュージック、そして「さらにAIは何をもたしてくれるか?」という経緯に例えることができる。
AIとは、「隠れ層」を持つニューラル·ネットワークを利用したものであり、脳のニューロン(神経細胞)のような相互接続された処理単位で構成される。モデルに与えるデータが多いほど、モデルの正確性が向上する。実は昔から存在し、第一次AIブーム(1956年~1960年代)の推論・探索の時代、 第二次AIブーム(1980年代)から1995年頃、再び冬の時代、そして、現在では第三次AIブーム機械学習·ディープラーニングの時代と言われている。これは高性能なハードウェアの登場·インターネットの普及にも由来している。レベル1:単純な制御プログラム、マイコン制御のエアコンや洗濯機、レベル2:古典的なAI、将棋のプログラムや掃除機、レベル3:機械学習を取り入れたAI、検索エンジンや、ビッグデータ分析、レベル4:ディープラーニングを取り入れたAI、顔画像認識(Facebookの写真自動タグ付け機能など)や天気予報、が主な分類である。AIを意識や自我を持つか持たないかでAIを「強いAI」「弱いAI」と分けることができ、強いAIとは、人間のように幅広い知識と何らかの自意識を持つようになったコンピュータ、そして、弱いAIとは、知能がある「ように見える」コンピューターである。マシンラーニングとは、コンピュータに学習能力を持たせるための方法論とその技術である。サンプルになるデータを基に、コンピュータに知識やルールを学ばせるもので、人間の書く固定的なプログラムでは解決しえない難しいタスクに取り組むことが可能となる。 データの海に潜む法則性をAIに発見させ、統計的に最適解を抽出させ、分析モデルの作成を自動化させる。ディープラーニングとは、機械学習の一種であり、 機械学習技術の大きな違いは、情報処理に必要な「特徴量」を全て人間が決め、コントロールする必要があるかどうかを判断する。 人間の脳の構造をモデルにした学習方法であり、処理単位が多階層化された大規模なニューラル·ネットワークを活用する手法である。大量のデータから複雑なパターンを学習、画像認識や音声認識などが挙げられる。 上記にもあるように、ハードウェアの発達と、インターネットの発展により大量のデータが入手しやすくなったことが、ディープラーニングの実現に寄与した。
AIと音楽の先行例としては、カリフォルニア大学サンタクルーズ校の音楽家·研究者である David Cope 、バッハをはじめとした作曲家の模倣を行うEmmy(またはEMI、Experiments in Musical Intelligenceの略)などが挙げられる。GoogleのMagentaはTensorFlowを芸術分野、音楽や絵画などの分野に応用するもので、自動作曲や絵画作成やドローイング認識をすることができる。専門知識がなくても作曲することができ、AIが気分を読み取って作曲してくれるもの、AIと人間の即興演奏ができるもの、作曲家の特徴をまねた曲ができるもの、などを可能にしてくれた。
後藤研究室では2018年より、「AI と作曲」というテーマをもとに研究をしている。「ディープ·ラーニングなどは作曲の進歩に何らかの影響を及ばしてくれているのだろうか?」という、 作曲家の立場で、あくまでも音楽の発展のためにAIがどのような使われ方をすべきかのみ焦点を当てて研究をしてきた。従って、AIの技術だけに関する開発、理論的な研究が主眼ではない。この作品ではAIによって作曲を行い、それを楽譜化して人間の奏者に演奏してもらうことに限定された。「純粋に音楽のみのためにAIを用いてどのような新たなアイデアを見つけて作曲できるか? 」、「AIの一部として語られているアルゴリズムも、それを用いて、これまでのアルゴリズミック・コンポジションを本当の意味で超えられるのだろうか?」などの視点より、 AIを用いて何らかの形で芸術の発展を試みることが目的とされる。AIで作曲するとは、つまり厳密には自分に取って代わって作曲をしてもらうと言っても過言ではない。したがって、どうしても人間にはできないことで、AIにできることは何かを優先することになる。例えば、通常、作曲は一人で行うものであり、複数で行うことはまずない。趣向や技術が全く異なる二人の作曲家が、一つの音楽を感覚レベルで共有しながら同時に作業を行うような意味についてである。人間同士の頭や心はケーブルでつなぎ合わせることは当然のことながら不可能であり、二人の能力で一つの作曲、つまり、 異なる人格を想定した作曲家、つまり二つの異なる頭脳を想定したAIを扱ってはどうだろうか。AIのコンストレイント・プログラミングで複雑な音楽データーを生成するが、もう一人は強い個性を持ったAIがパターン認識して嫌いな部分をフィルター 、さらには、抽出されたパターンをさらに別の人格の相手が評価、学習して、新たに修正することなどはできないであろうか?以下が「Duali II」の初演された時のプログラムノートである。
「AIで作曲する(または厳密には自分に取って代わって作曲をしてもらう)にあたって、あえて人間の脳で考えて作曲をする行為と対比することを考えた。そこで、どうしても人間にはできないことで、AIにできることは何かを優先に考えた。通常、作曲は一人で行うものであり、複数で行うことはまずない。 ここで言う意味は、部分に分けて複数の作曲家がそれぞれのセクションを分担しながら作曲することや、一人が作曲してもう一人がそれを編曲するような意味ではない。趣向や技術が全く異なる二人の作曲家が、一つの音楽を感覚レベルで共有しながら同時に作業を行うような意味である。別の言い方をすれば、インターネットのように人間同士の頭や心はケーブルでつなぎ合わせることは当然のことながら不可能である。 そこで、言語によるコミュニーションの手段を取るしかない。いささかサイエンス・フィクションの映画のような話ではあるが、もし趣向や技術が異なる二人の作曲家が本当に頭をケーブルでつなぎ合わせて、しかも二人の能力で一つの作曲ができることになれば、多分、相当なことになるだろう。 この作品では異なる人格を想定した作曲家、つまり二つの異なる頭脳を想定したAIをコンピューター上で作り、それらの共同作業で一つの作曲をすることが試みられた。ある例で例えるならば、一人は複雑な作曲を試みる人格で、もう一人はクラシック音楽が嫌いな人物、または、一人は斬新な音楽を作曲する人格で、もう一人は音楽に対して興味ない人物、のような対比するよりは全く異なる想定の仕方である。具体的にはAIのコンストレイント・プログラミングで複雑な音楽データーを生成するが、もう一人は強い個性を持ったAIがパターン認識して嫌いな部分をフィルターしていく、その抽出されたパターンをさらに別の人格の相手が評価、学習して、新たにリミックスしていく方法である。」
https://www.youtube.com/watch?v=GREksEeCQOc
コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

「quantiqueG II」(2018)composer : Suguru Gotorecorder : Tosiya Suzukilive electronics : Suguru Goto at the Ebisu Hall, Tokyo on 26th February 2021videography b...

【2022 SuguruGoto "L'incursion" - AI Computer Music Concertについてのお知らせ】3月9日からイープラスでコンサートのチケットがネット上で買えるようになります。以下のリンクから購入してく...
07/03/2022

【2022 SuguruGoto "L'incursion" - AI Computer Music Concertについてのお知らせ】

3月9日からイープラスでコンサートのチケットがネット上で買えるようになります。
以下のリンクから購入してください(3月9日から情報が閲覧できます)▼
https://eplus.jp/sf/detail/3592980001-P0030001

公演日:2022年3月20日

場所:東京オペラシティ リサイタルホール
〒163-1403 新宿区西新宿3-20-2 3F

Tel. 03-5353-0788

開場時間:17時00分
プレトーク:17時30分
開演時間:18時

詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

06/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】
本日は今回のコンサートで演奏する曲
「後藤英: Temps Tressé – ヴァイオリンとコンピューターのために」の紹介です!
この作品は2000年2月12日に、フランス、パリのl’ENSCIで初演された。
作品のタイトルのTemps Tresséは「編組された時間」(複雑に入り込んだ時間)の意味である。伸縮された時間が入り組んだ構造となっている。
もう一つのキーワードとしてlabyrinthe(迷路)が挙げられる。どこにも行き着くことがなく、永遠と彷徨っている情景である。これはかつて読んだことがあった、フランツ·カフカのDas Schloss(「城」)を当時の作曲の直前に改めて読み直し、このどこにも行く着くことない状況を、短い時間ではあるが細かく描写するスタイルに強く感銘されたことが由来している。この作品の最も大きなモチベーションはこの感銘を自らの作品に表したいと試みたことである。
ヴァイオリンの部分はIRCAMのOpenMusicの前身のPatchWork(Computer Assisted Composition)によってアルゴリズムックに作られた。コンピューターの部分はMaxによってプログラミングされた。当時はヴァイオリンの音高をMIDIのデータに変換する方法しかなかったが、ヴァイオリンのような音高が微分音のレベルで変化する楽器のピッチトラッキングが困難であった。最新のスコアフォロイングでは随分、改善されたがまだ多くの課題が残っている。そこで手動とスコアフォロイングの自動の両方法が扱われている。

https://www.youtube.com/watch?v=0on9S-KkMEM

コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

「L'incursion」 AI コンピューター・ミュージック・コンサート 個展について この個展は、後藤

04/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert曲紹介】
本日は今回のコンサートで演奏する曲
「後藤英: Temps Tressé – ヴァイオリンとコンピューターのために」の紹介です!

この作品は2000年2月12日に、フランス、パリのl’ENSCIで初演された。
作品のタイトルのTemps Tresséは「編組された時間」(複雑に入り込んだ時間)の意味である。伸縮された時間が入り組んだ構造となっている。
もう一つのキーワードとしてlabyrinthe(迷路)が挙げられる。どこにも行き着くことがなく、永遠と彷徨っている情景である。これはかつて読んだことがあった、フランツ·カフカのDas Schloss(「城」)を当時の作曲の直前に改めて読み直し、このどこにも行く着くことない状況を、短い時間ではあるが細かく描写するスタイルに強く感銘されたことが由来している。この作品の最も大きなモチベーションはこの感銘を自らの作品に表したいと試みたことである。
ヴァイオリンの部分はIRCAMのOpenMusicの前身のPatchWork(Computer Assisted Composition)によってアルゴリズムックに作られた。コンピューターの部分はMaxによってプログラミングされた。当時はヴァイオリンの音高をMIDIのデータに変換する方法しかなかったが、ヴァイオリンのような音高が微分音のレベルで変化する楽器のピッチトラッキングが困難であった。最新のスコアフォロイングでは随分、改善されたがまだ多くの課題が残っている。そこで手動とスコアフォロイングの自動の両方法が扱われている。
https://www.youtube.com/watch?v=0on9S-KkMEM

コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

「L'incursion」 AI コンピューター・ミュージック・コンサート 個展について この個展は、後藤

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert演奏者紹介】3月20日に東京オペラシティのコンサートで出演する演奏者の方をご紹介します。打楽器、會田瑞樹さんです!1988...
04/03/2022

【2022 Suguru Goto "L'incursion" - AI Computer Music Concert演奏者紹介】
3月20日に東京オペラシティのコンサートで出演する演奏者の方をご紹介します。打楽器、會田瑞樹さんです!
1988年宮城県仙台市生まれ。日本現代音楽協会主催”競楽Ⅸ”第二位入賞と同時にデビュー以降、これまでに300作品以上の新作初演を手がけ「初演魔」の異名をとる打楽器/ヴィブラフォン奏者。第10回JFC作曲賞入選を得て作曲家としてもその頭角を現している。演奏/作品はNHKはじめ、リトアニア国営放送で放送。2021年、現代作品の魅力を多彩に紹介したヴィブラフォンソロリサイタル in OSAKAの成果により大阪文化祭奨励賞受賞。
コンサート詳細▼
https://gotolabedu.geidai.ac.jp/incursion/

住所

東京都新宿区西新宿3-20-2 3F
Shinjuku-ku, Tokyo
163-1403

アラート

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