13/02/2020
『痛風について』
糖尿病や高血圧は自覚症状が乏しいのに対し、痛風は「風がふいても痛い」という意味の通り、激痛を伴う症状があるためすぐに気づくでしょう。
かつて日本では痛風が見られることはあまりなかったのですが、高度経済成長期に食の欧米化が進み、アルコールの摂取量も増えたことで加速度的に患者数が増えていきました。
痛風を引き起こす直接の原因は、高尿酸血症です。
尿酸とは食物に含まれるプリン体が体内で代謝されるときにできる物質で、血液に溶けた状態から尿となって排泄されます。
しかし血液中の尿酸の濃度が高くなると、血液に溶けきれず関節などに結晶として溜まるため炎症を起こし、激痛を引き起こすのです。
大抵の場合足の親指のつけ根に激しい痛みを感じるのですが、足首やくるぶし、膝の関節などに痛みを感じる場合もあり、「足の親指ではないから痛風じゃない」とは言い切れません。
痛みの強さにも個人差がありますから、異常を感じたなら自己判断せずに診察を受けましょう。
血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上だと高尿酸血症と判断されます。
痛風も、前述の通り生活習慣病ですから、その予防も生活習慣を改善することで行えます。
特に食事によるプリン体の摂取には気をつけましょう。
肉やレバーにはプリン体が多く含まれています。逆にプリン体の少ない食品には米やパン、ジャガイモなどの穀類、野菜、果物などが挙げられます。
しかしプリン体の摂取を控えることは痛風予防に良いこととはいえ、一定量までは体がきちんと尿酸として排泄してくれますから、あまり神経質になりすぎる必要もないでしょう。
ただ、ビールなどのアルコールにはプリン体が多く存在し、またアルコール摂取によって食欲が増進されて食べ過ぎてしまうので、できるだけ飲酒は控えるほうが賢明です。
また水分をよく摂って排尿回数を増やし、プリン体を体内から逃がしましょう。
食事療法と共に運動療法も取り入れるとより効果的な予防となります。
ただしダイエットと称して激しい運動をしてしまうと逆に尿酸値は一時的に上昇してしまいます。
意識的によく歩くなどして、適度な有酸素運動を日常生活に取り入るとよいでしょう。
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