27/07/2026
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2025年(令和7年)の外国人運転者による交通事故は過去10年で最多を更新し、外免切替(外国免許切替)は2025年10月から厳格化されましたが、残る問題点も指摘されています。
事故の概要(警察庁データ)
全体件数:2025年に7906件(過去10年で最多)。2020年の5441件から約45%増加。全交通事故に占める割合も約3%(10年前の約1.4%からほぼ倍増)。
死亡・重傷事故:587件(過去10年で最多。統計が残る2006年以降では2番目)。死亡事故52件、重傷事故535件。全体の死亡・重傷事故に占める割合は2.3%(10年前の約1倍増)。
国籍・地域別(死亡・重傷):中国136件(23.2%)が最多、次いで韓国・朝鮮102件、ベトナム65件、ブラジル54件、フィリピン37件など。
運転資格別:日本の免許が488件(8割超)。そのうち外免切替利用者が約3割の158件。国際免許41件、外国免許11件、無免許など30件。
背景として、在留外国人・訪日外国人の増加、日本の運転免許保有外国人の増加(2024年末で約125万人と過去最高)が挙げられます。事故類型では出会い頭や右直事故が日本人より多い傾向があります。
外免切替の厳格化内容(2025年10月施行)
以前は「イラスト付き○×10問で7問正解(正答率70%)」の知識確認と、比較的緩い技能確認で、合格率が非常に高かった(知識確認約92.5%、技能確認約30%前後)。短期滞在者もホテル住所などで申請可能な抜け道がありました。
変更点:
住所確認:原則として住民票の写し提出を義務化。観光客など短期滞在者(住民票なし)は原則切替不可に。
知識確認:文章問題50問に拡大(イラスト廃止)、正答率90%以上で合格。
技能確認:横断歩道での歩行者優先、一時停止、巻き込み確認、右左折時の進路変更、踏切、坂道発進などの項目を追加・厳格化。採点基準も強化。
厳格化直後(2025年10〜12月)の合格率は大幅低下:
知識確認:92.5% → 42.8%
技能確認:30.4% → 13.1%
これにより、不十分な知識・技能での合格リスクは低下しました。教習所での対策講習需要も増えています。
残る問題点
厳格化は歓迎すべきですが、以下の点が指摘されています(Webikeプラス記事など)。
厳格化前の合格者へのチェック不足�以前の低い基準で免許を取得した人は、更新時(3〜5年ごと)に知識・技能の再試験がなく、視力などの適性検査と講習(ビデオなど)だけで維持・更新可能。日本の交通ルールを十分理解していない可能性がある運転者が、引き続き運転できる。
基準自体の十分性への疑問�日本人は教習所で高額・長時間の訓練を受ける一方、外免切替はそれより簡易。厳格化後も「本当に同等の安全性が担保されるか」という声があります。
その他の懸念
偽造書類や試験不正(過去にSNS投稿などの摘発例あり)。
交通文化・ルールの違い(左側通行、歩行者優先の意識など)による事故リスクの根本的な低減には、継続的な安全教育が必要。
特定技能ドライバーなどでは、手続き遅延や再受験で期間内取得が難しくなるケースも。
今後、外国人労働者受け入れ拡大(2028年度末までに最大約123万人規模の枠など)で切替需要は続く可能性。
警察庁は外国人への交通安全教育・周知を強化し、事業者・レンタカー会社との連携も進めています。レンタカー事故対策(右折時事故が特に多い)も空港周辺などで展開中です。
全体として、厳格化で「ユルすぎた」部分はかなり改善されましたが、既存保有者のフォローアップや、文化・環境差を踏まえた継続的対策が今後の課題として残っています。事故全体の死者数は最少を更新している一方、外国人関連の増加は構造的な課題として注目されています。
事故の概要(警察庁データ)全体件数:2025年に7906件(過去10年で最多)。2020年の5441件から約45%増加。全交通事故に...