28/04/2026
台湾のお茶と少しだけ民芸の旅。
バスの時刻表を茶行の方に教えていただき、次のバスが来るまでの40分が惜しくて、タクシーで移動することにしました。
移動した先は、北埔老街という客家(ハッカ)が多く暮らすオールドタウンです。富興から北埔老街までタクシーで15分位の距離です。
漢民族の客家は、清の時代を皮切りに中国大陸から渡ってきた客家語を話す部族です。特に台湾北中部の桃園市や新竹県や苗栗県の山間部に多く暮らしています。
台湾でよく見かけるビビットな花柄は客家花布と呼ばれており、彼ら客家人が用いてた柄だそうです。台湾=客家花布と思っていた方も多いのではないでしょうか。
この街は、他の街と比べても客家文化が色濃く残る街で、新竹や台東から比較的アクセスしやすいこともあり、人気の観光スポットとなっています。
お茶も客家が持ち込んだという説があるとか。元々お茶文化は中国がルーツですから、言われてみれば確かにそうです。
そもそも客家とは?なぜ台湾北中部なのか?どうして山間部に定住しているのか?という部分に興味があり、これまた一冊だけ本を読んできました。
そんなわけで、この北埔老街も今回の旅でどうしても訪れたかった場所です。
だったのですが…最初のバス停の間違いから始まり、いろんなことが積み重なって、かなり時間が押していて、この街に滞在できたのは次に乗るバスが来るまでのたった15分!
傘を片手にメインストリートを往復するのが精一杯でした。
唯一、客家料理の一つである擂茶をドリンクスタンドで買って飲めたので良しとしますか…。擂茶は穀物やドライナッツと抹茶のスムージーのようなものです。
客家料理や名物は、ドライナッツ、干し柿やたけのこなどの保存食を使ったものが多く、ここにも福島の会津地方に通じるものを感じました。
また、この日帰宅した際にホテルのスタッフさんから「茶金-GOLD LEAF-」という台湾ドラマを教えてもらいました。
第二次世界大戦後の混乱が激しい台湾の大手茶行を、社長令嬢が奮闘して再生させる物語で、この北埔老街が舞台の中心になっています。TBS日曜劇場で堺雅人が主演系のテイストです。
2021年に台湾で放送され大人気を博し、その後サブスクで世界配信されました。サブスク配信時に日本でも話題になっていたのかもしれません。流行りモノに疎くてお恥ずかしや…。
帰国後に「茶金」を視聴したこともあり、北埔老街はまた日を改めてじっくり訪れたい場所となりました。