VOICE OF ART

VOICE OF ART アートに関するイベント開催、出版

白金台の荏原 畠山美術館で開催中の「花ひらく茶と庭園文化―即翁と、二万坪松平不昧 夢の茶苑」へ行ってきました。2019年からリニューアル工事で休館していたのですが、昨年秋に再オープンされ、今回久しぶりに足を運びますと、感性の塊のような見事な...
19/05/2025

白金台の荏原 畠山美術館で開催中の「花ひらく茶と庭園文化―即翁と、二万坪松平不昧 夢の茶苑」へ行ってきました。

2019年からリニューアル工事で休館していたのですが、昨年秋に再オープンされ、今回久しぶりに足を運びますと、感性の塊のような見事な館内に圧倒されました。

荏原 畠山美術館(えばら はたけやまびじゅつかん)は、茶道具を中心に、日本・東洋の古美術品を所蔵し、国宝6件が含まれます 。

展示品の核をなすのは、実業家畠山一清(1881 - 1971)の収集品です。株式会社荏原製作所の創立者であり、「渦巻ポンプに関する理論」をもとに「うずまきポンプ」を発明しました。

展覧会では大名茶人として知られる松江藩七代藩主・松平不昧(ふまい)にちなむ茶道具を見ることができます。彼は、財政の緊迫した松江藩を藩政改革で立て直し、その余力で茶器を収集しました。独自の茶の湯道具の研究を行い、その中で培った鑑識眼で集めたのは約900点におよぶ茶道具。不昧公の美の基準と畠山一清の眼が交差する構成となっています。さらにコンテンポラリーな感性と茶の世界が融合した庭は必見です。※今回は庭と館内の写真をアップさせていただきます。

#畠山美術館  #松平不昧   #不昧公

パナソニック汐留美術館「オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝き」 を見てきました。ルドンは好きな画家の一人。理由は彼の生きた軌跡が人間らしいこと、それが作品にストレートにあらわれている点です。前半は、彼の鬱々としたイマジネーションから産まれ...
19/05/2025

パナソニック汐留美術館「オディロン・ルドン ―光の夢、影の輝き」 を見てきました。ルドンは好きな画家の一人。理由は彼の生きた軌跡が人間らしいこと、それが作品にストレートにあらわれている点です。

前半は、彼の鬱々としたイマジネーションから産まれた断頭や目玉のモンスターのような創造物が、木炭や黒いチョークあるいはリトグラフで描かれた白黒の絵が続きます。後半は、パステルを使った優しい色とりどりの花へと変わっていきます。実際に彼の作風は長男を亡くしたあと陰鬱さを増しましたが、次男が誕生してから色が使われるようになりました。この変遷を見るだけで、ルドンがどのような心理を経たのか理解でき、見る側としてもほっこりします。

今回は、国内の美術館の所蔵品がメインで、オルセー美術館から2作品が来日していましたが、日本に海外と比肩する高質なルドンコレクションが存在していることに驚かされました。

#ルドン  #パナソニック汐留美術館 #岐阜県美術館

国立西洋美術館の建築ツアーに参加しました。何度も来ていますが、ル・コルビュジエのこだわりについて初めて知ることがたくさんありました。さすが世界遺産ですね。https://www.nmwa.go.jp/jp/about/building.ht...
15/05/2025

国立西洋美術館の建築ツアーに参加しました。何度も来ていますが、ル・コルビュジエのこだわりについて初めて知ることがたくさんありました。さすが世界遺産ですね。

https://www.nmwa.go.jp/jp/about/building.html

#コルビュジエ #国立西洋美術館  #世界遺産

今日は大ファンの小林秀雄さんの墓参りのために北鎌倉の東慶寺を訪ねました。感性豊かな小林さんにふさわしく静かで緑豊か、何よりセンスのよい場所でした。生前からこのお寺の一角が気に入って確保し、墓石の代わりに庭にあった骨董の灯籠が使われています。...
10/05/2025

今日は大ファンの小林秀雄さんの墓参りのために北鎌倉の東慶寺を訪ねました。感性豊かな小林さんにふさわしく静かで緑豊か、何よりセンスのよい場所でした。生前からこのお寺の一角が気に入って確保し、墓石の代わりに庭にあった骨董の灯籠が使われています。作品と同じくどこまでも粋で美意識が高い方です。
#小林秀雄  #東慶寺

平塚美術館で開催中の中村正義(1924-1977)展を見て来ました。「異端」と呼ばれた画家です。日展画家として前途を嘱望されながら、脱退した正義は、以後旧態依然とした体制の日本画壇に反逆し、「日本画」の概念をくつがえすような表現を行い戦後の...
10/05/2025

平塚美術館で開催中の中村正義(1924-1977)展を見て来ました。「異端」と呼ばれた画家です。日展画家として前途を嘱望されながら、脱退した正義は、以後旧態依然とした体制の日本画壇に反逆し、「日本画」の概念をくつがえすような表現を行い戦後の日本美術の流れの中でも特異な存在とみなされてきました。
正統の流れをくむ初期から抽象画のような晩年作品、その中間の実験的な作品まで一人の画家のなかに多彩な顔と技術があったことは脅威的でした。
彼と深く繋がった同時代の作家たち、片岡球子や岡本太郎などの作品も鑑賞でき贅沢な時間を過ごすことができました。5/18まで。

#平塚美術館 #中村正義  #片岡球子  #岡本太郎

東京国立近代美術館で開催中の「ヒルマ・アフ・クリント展」へ行きました。この作家と初めて出会ったのは、2022年のこと。彼女の作品、制作を取り上げた映画「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」を見て、カンディンスキーに先駆けて抽...
09/05/2025

東京国立近代美術館で開催中の「ヒルマ・アフ・クリント展」へ行きました。この作家と初めて出会ったのは、2022年のこと。彼女の作品、制作を取り上げた映画「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」を見て、カンディンスキーに先駆けて抽象画を完成させていたアーティストがいたことに大変驚きました。

彼女は死後20年自身の作品を公表しないように言い残しました。生前の作品は評価されませんでしたが、彼女は未来の人に評価を託したのだと言われます。その遺言を守り公開されたあとも、"霊媒師の絵"として世間には受け入れられなかったそうです。

その流れが変わったのは、2019年のニューヨークのグッゲンハイム美術館での行われた回顧展。同館史上最高の来場数(約60万人)を記録し、大きな話題となリました。1944年に彼女が亡くなってから長い年月が流れていました。

認められなくとも生涯絵筆を握り続けたヒルマ・アフ・クリント。彼女の情熱は尽きることがなかったのです。今回展示されたスケッチから大作まで彼女が見ていた世界は唯一無二。必見です。

#東京国立近代美術館   #モンドリアン   #ヒルマ・アフ・クリント 0 #カンディンスキー

ほんの数十年前まで、日本はアフガニスタン、シリアやウクライナのように戦争のまっただなかにありました。いえ、日本のみならず世界中で戦闘が続け血が流され、日常的に人々が亡くなっていったという事実がありました。もろい土台のうえに今日の平和がかろう...
08/05/2025

ほんの数十年前まで、日本はアフガニスタン、シリアやウクライナのように戦争のまっただなかにありました。いえ、日本のみならず世界中で戦闘が続け血が流され、日常的に人々が亡くなっていったという事実がありました。
もろい土台のうえに今日の平和がかろうじて成り立っていることを忘れそうになります。人類誕生以来その歴史は戦闘のとともにあったからです。人間が逃れられない宿命的な現実を撮り続けたロバート・キャパの写真展「戦争」が東京都写真美術館で開催されています。
1930年代のスペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦などを取材し、1954年にインドシナ戦争で地雷に触れ40年の生涯を閉じました。
キャパが命をかけて伝えようとしたメッセージは、厳選された140点の作品一つ一つに今もこもり、今を生きる当事者としての私たちに鋭く問いかけてきました。

#キャパ   #東京都写真美術館

東京ステーションギャラリーで開催中の「タピオ・ヴイルカラ世界の果て」を見に行きました。結論から言いますと、北欧デザインが好きな方は絶対に見に行ったほうがいいです! フィンランド人デザイナーのタピオ・ヴイルカラ(1915〜1985)の日本初回...
07/05/2025

東京ステーションギャラリーで開催中の「タピオ・ヴイルカラ世界の果て」を見に行きました。結論から言いますと、北欧デザインが好きな方は絶対に見に行ったほうがいいです! 

フィンランド人デザイナーのタピオ・ヴイルカラ(1915〜1985)の日本初回顧展とのことですが、もっと早く出会いたかったです。無駄がないのに、豊かで心揺さぶられる自然界を模した究極のデザインです。

タピオ・ヴイルカラは、ガラス製造会社イッタラのデザイナーで40年間第一線で活躍し続けました。彼の生き方が印象的でして、デザインのために住む場所を選び、目に見えるもの、聞こえる音、感じられるもの全てを厳選せざるを得ない環境に自らを追いこむ姿勢を貫くこと。それこそが彼にとっての人生の喜びであった、そんなプロフェッショナリズムのあり方を学ぶことができました。

6/15まで。

#東京ステーションギャラリー  #イッタラ  #北欧  #デザイン

戸栗美術館の「西洋帰りのIMARI展」へ行ってきました。雨のおかげでみずみずしさを増した美術館の庭園も楽しむことができました。日本で初めて完成した陶磁器は伊万里焼で、これは豊臣秀吉の朝鮮出兵によって連れ帰られた現地の製陶の職人によるもの。日...
06/05/2025

戸栗美術館の「西洋帰りのIMARI展」へ行ってきました。雨のおかげでみずみずしさを増した美術館の庭園も楽しむことができました。
日本で初めて完成した陶磁器は伊万里焼で、これは豊臣秀吉の朝鮮出兵によって連れ帰られた現地の製陶の職人によるもの。日本ではそれまで中国、朝鮮製の器を使われていました。
オランダ東インド会社を通じたヨーロッパへの陶器の輸出元としては中国が強大な市場を確保していましたが、政権の混乱により伊万里焼に注目が集まり、輸入が始まると一気にヨーロッパでの人気を得て熱烈なコレクターも生まれました。特に有名なのはドイツのアウグスト強王で彼の夢は日本の陶磁器を飾った日本風宮殿を建てることだったとか。残念ながら死によって実現しませんでしたが。彼の陶磁器への執着があり、マイセンが生まれました。
今回は日本から西欧へ輸出され、人々に愛された伊万里焼・鍋島焼が里帰りし、展示されています。貿易で栄えた有田の歴史がヨーロッパと交差する不思議で美しい展示でした。

#戸栗美術館  #伊万里焼  #柿右衛門

五島美術館に国宝・源氏物語絵巻を見に行きました。日本で所蔵しているのは名古屋の徳川美術館と五島美術館のみです。こちらは、顔料の分析により鮮やかなかたちで復元されたバージョンの夕霧です。原画ではありませんのでご注意を。同美術館開館65周年を祝...
05/05/2025

五島美術館に国宝・源氏物語絵巻を見に行きました。日本で所蔵しているのは名古屋の徳川美術館と五島美術館のみです。こちらは、顔料の分析により鮮やかなかたちで復元されたバージョンの夕霧です。原画ではありませんのでご注意を。
同美術館開館65周年を祝した展覧会だけあり、平安時代の法華経の巻物や鎌倉時代の紀貫之像、本阿弥光悦の色紙帖、桃山時代の古伊賀水指など絵画、墨跡、陶磁器の名品が一堂に会していました。

#五島美術館  #源氏物語絵巻  #国宝

中国や日本の磁器への憧れから、ルイ15世と彼に寵愛を受けたポンパドール侯爵夫人によって開発され真に西洋磁器といえるスタイルを創り出した王立セーヴル磁器研究所。そこから生まれた1700年代から1900年代の陶器を観賞できる松濤美術館の「セーヴ...
04/05/2025

中国や日本の磁器への憧れから、ルイ15世と彼に寵愛を受けたポンパドール侯爵夫人によって開発され真に西洋磁器といえるスタイルを創り出した王立セーヴル磁器研究所。そこから生まれた1700年代から1900年代の陶器を観賞できる松濤美術館の「セーヴル フランス宮廷の磁器」展へ行ってきました。
セーヴルは上層階級へ向けた限定生産だったため、現存数が限られています。展示された1点1点の意匠、絵付けには作家の魂がこもり迫力が感じられます。ロココ文化を代表する画家ブーシェの天使の原画がもとになっていると言われるカップや皿はとても優雅でした。これは、ポンパドール侯爵夫人が芸術に理解があり、そこからアーティストが育っていったという背景があるからでしょう。

特筆すべきは、町田市立博物館が所蔵する河原勝洋コレクションの30点のカップ&ソーサーで、ブーシェの手による天使がモチーフとして使われた1754年の品から始まり、ルイ16世、マリー・アントワネット、ナポレオン、マリー=ルイーズの時代を経てアールヌーボーへと至る文化とデザインの変遷が一気に感じられるところが素晴らしかったです。

#松濤美術館  #セーヴル

根津美術館で年に1回この時期のみ公開される尾形光琳の燕子花図屏風を見てきました。私は光琳の大ファンなのでこれは毎年の恒例行事です。彼の代表作、紅白梅図屏風とは全く違う世界観の創出は 何度見ても飽きることがありません。本当に素晴らしいです。公...
04/05/2025

根津美術館で年に1回この時期のみ公開される尾形光琳の燕子花図屏風を見てきました。私は光琳の大ファンなのでこれは毎年の恒例行事です。
彼の代表作、紅白梅図屏風とは全く違う世界観の創出は 何度見ても飽きることがありません。本当に素晴らしいです。公開は5月11日までです。

#根津美術館 #尾形光琳

住所

Chuo-ku, Tokyo

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00

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